海外学振ポスドクに向けての準備(留学やワーホリも当てはまる)

これまではIACに直接雇われていたのですが、今度から海外学振を始めるにあたって準備していることを書こうと思います。ただし、もともとIACで働いていたことからビザの申請などの必要はなかったので、それについては書きません。最初にビザを申請した時も多分そんなに大変ではなかったですが、東京の大使館に行くのが面倒。ビザとパスポートは流石に誰も忘れないと思うので、ちょっと見落としがちな点について書いておこうと思います。今後、学振や留学、ワーホリでスペインに行く方の参考になれば良いなと思います。

銀行口座の開設

  • ソニー銀行(渡航前)
    ソニー銀行に円で入金しておいて、現地通貨に変換すると手数料がかなり安くすみます。また、日本の銀行への振込が月に数回無料でネットから操作できるので便利です。また、キャッシュカードにデビットカード機能がついているので、口座から直接支払いができます。ユーロの貯蓄がない最初の頃はこれで暮らしていました。この口座は日本でないと開設できません。
  • N26(渡航後の方が簡単)
    これは海外学振に移行するにあたって作りました。ドイツの銀行らしいですが、スペインの銀行口座番号(IBAN)がもらえます。こちらもスペイン内の銀行への振込が月に何回か無料です。これまではCaixa銀行の口座を使っていたのですが、給料の振込がないとスペインの銀行は口座を持っているだけで非常に高い料金を支払わなければなりません。最近はN26のような店舗を持たないインターネットバンクも増えていて、そういうところだと口座を保持する手数料がかかりません。N26にしたのは開設が簡単そうで、日本への送金も簡単そうだったからです。N26の開設はNIEを持っている人だとスマホで10分くらいでできますし、2週間程度でカードは郵送されてきます。さすがドイツクオリティです。
    招待コード:erit4565
    この招待コードを登録の際に入力すると5ユーロ8/31まで40ユーロもらえますのでよければお使いください。

健康保険への加入(渡航後)

現地で雇われていた時には、スペインの国民健康保険に自動的に加入されていたので、医療費は基本的に無料でした(もちろん社会保障料を払っているからです)。しかし、海外学振となると奨学金なのでスペインの国民健康保険には入れず、私設の健康保険に入ることになります。流石に2年になると日本の海外旅行保険では結構高くなってしまいますので、スペインの保険へ加入することにしました。Mapfre、DKV、Sanitas、Adeslasあたりが有名どころでしょうか。価格設定も似たようなものです。その場で治療費を払わないCopagoと治療費を一部払うSin Copagoというのがあります。色々と考えるのが面倒だったので、Copago〜55 Euro/月にしました。
歯科の保険も込みか確認しておくことも重要と思います。歯科はCopagoでも2割くらいしか割引になりませんので日本滞在中に行くのが吉。

運転免許証(オプション)

  • 国際運転免許証(渡航前)
    これは日本の運転センターで発行されるので、日本にいるうちに取得せねばなりません。ただ国際免許証は1年しか使えません。毎年帰国する予定だったら毎年申請すればいいのですが、長期滞在だとスペインの運転免許証を取得する必要があります。
  • スペインの運転免許証(渡航後)
    DGTという交通局が取り仕切っています。ただひたすらに書類を集めるゲームですが、私は領事館に運転免許の翻訳(?)を取りに行ってから、だいたい1ヶ月程度でスペインの仮免許をもらうことができました。その後1ヶ月後くらいにスペインの運転免許がもらえました。

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